WINTER · 1994

1994の記録

平成6年 · 12・1・2月 · 全 24

Mr.Children『Tomorrow never knows』が277万枚を売り上げ、trf『CRAZY GONNA CRAZY』で小室哲哉サウンドが時代を席巻し始めた、J-POP転換期の冬。年末商戦では『プレイステーション』と『セガサターン』が相次いで発売され“次世代ゲーム機戦争”が勃発。テレビは月9『妹よ』、木曜劇場『29歳のクリスマス』(マライア・キャリー『恋人たちのクリスマス』が主題歌)、1月開始の大河『八代将軍吉宗』。第45回紅白は古舘伊知郎が民放アナ初の司会、吉田拓郎が初出場。安達祐実『同情するならカネをくれ』が流行語に、大江健三郎がノーベル文学賞、野茂英雄がメジャー挑戦を表明し、貴乃花が新横綱として初優勝。松任谷由実『春よ、来い』、福山雅治『HELLO』が冬を彩った。

この季節を、シンヤの声で聴く

Music · 音楽10

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マライア・キャリー『恋人たちのクリスマス』、日本の冬の定番に

原題『All I Want for Christmas Is You』。フジテレビ系ドラマ『29歳のクリスマス』主題歌として日本でブレイクし、出荷100万枚を突破した。

1994年の冬、山口智子主演のドラマ主題歌として日本で大ヒット。以後、毎年クリスマスが近づくと再浮上する、日本の冬の定番曲になった。マライアの伸びやかな歌声が、年末の街に響いた。

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ボン・ジョヴィ『Always』、ベスト盤を彩った冬のバラード

ボン・ジョヴィのベストアルバム『Cross Road』(1994年・日本でミリオン)の新曲。全世界300万枚以上を売り上げたバンド屈指のバラード。

1994年秋から冬にかけてラジオやMTVで頻繁に流れた。ベスト盤『Cross Road』は日本でオリコン1位・ミリオンを記録。ジョン・ボン・ジョヴィの伸びやかなボーカルが、1994年末の洋楽シーンを代表した。

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trf『CRAZY GONNA CRAZY』、小室サウンドが時代を席巻

1995年1月1日リリース。関西テレビ・フジ系ドラマ『我慢できない!』主題歌。小室哲哉作詞作曲。3作連続ミリオンの第1弾。

小室哲哉プロデュースのダンスミュージックが、1994年末から1995年初頭の若者文化を席巻していた象徴的な一曲。trfはこの後も次々にヒットを飛ばし、小室ファミリーの時代が本格化する。

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福山雅治『HELLO』、初登場1位のミリオン

1995年2月6日リリース。フジテレビ系ドラマ『最高の片想い』主題歌。初登場オリコン1位、約187万枚。

当時珍しいマキシシングルで発売され、初登場1位でミリオンセラー、1995年の年間3位。爽やかなギターポップで福山雅治の人気を決定づけた、冬の終わりのヒット。

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大黒摩季『ら・ら・ら』、自己最大のヒット

1995年2月20日リリース。テレビ朝日系ドラマ『味いちもんめ』主題歌。約134万枚で大黒摩季3作目のミリオン。

パワフルな歌声で知られる大黒摩季の、自己最大のヒットシングル。料理ドラマの主題歌としてお茶の間に浸透し、冬の終わりから春にかけてチャートを駆け上がった。

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松任谷由実『春よ、来い』、朝ドラ主題歌のロングヒット

1994年10月24日リリース。NHK連続テレビ小説『春よ、来い』主題歌。放送期間にわたりロングセラーになった。

ユーミンの代表曲の一つ。朝ドラの主題歌として1994年秋から1995年にかけて長く愛され、年をまたいでチャートに残った。冬の澄んだ空気に響く、希望の歌。

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Mr.Children『Tomorrow never knows』、277万枚の冬の金字塔

1994年11月10日リリース。フジテレビ系ドラマ『若者のすべて』主題歌。累計約277万枚はMr.Children最大のヒット。

桜井和寿の作詞作曲。年末年始にかけて売れ続け、Mr.Childrenを国民的バンドへ押し上げた一曲。『innocent world』に続く快進撃で、1994年末の空気を象徴した。

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B'z『MOTEL』、94年末のロックヒット

1994年11月21日リリース。三貴「ブティックJOY」CMソング。初動70万枚超でミリオンセラー、12月の月間1位。

作詞・稲葉浩志(いなばこうし)、作曲・松本孝弘。洋楽色を強めていたB'zが、再びキャッチーなロックに戻った転換点の一曲。1994年末を代表するロックヒット。

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CHAGE and ASKA『めぐり逢い』、月9『妹よ』の主題歌

1994年11月16日リリース。フジテレビ月9『妹よ』主題歌。累計約125万枚、通算5作目のミリオンセラー。

作詞作曲はASKA。『SAY YES』『YAH YAH YAH』に続く月9主題歌として、1994年末のヒットになった。年末の紅白の定番でもあった、CHAGE and ASKA全盛期の一曲。

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田村直美『ゆずれない願い』、魔法騎士レイアースのアニソンヒット

1994年11月9日リリース。アニメ『魔法騎士レイアース』前期オープニングテーマ。120万枚超のダブルプラチナ。

CLAMP原作の人気アニメの主題歌で、1994年末から1995年春にかけてロングヒット。力強い歌声のアニメソングとして世代を超えて愛され、1995年の紅白にも出場した。

news · ニュース・出来事2

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第45回NHK紅白歌合戦、古舘伊知郎と吉田拓郎初出場

1994年12月31日放送。白組司会を古舘伊知郎が民放アナウンサーとして史上初めて務めた。吉田拓郎が『最初で最後』として初出場した。

民放の人気アナが大晦日のNHKを仕切るという異例の人事が話題に。フォークの大御所・吉田拓郎が念願の初出場を果たした年でもあった。年末の茶の間を彩った、1994年の締めくくり。

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大江健三郎、ノーベル文学賞を受賞

1994年、作家・大江健三郎がノーベル文学賞を受賞。12月にストックホルムで授賞式が行われた。日本人の文学賞は1968年の川端康成以来26年ぶり2人目。

「詩的な力で現実と神話が凝縮した想像世界をつくり出した」と評価された。川端康成以来の快挙に日本中が沸き、文学が年末のニュースの主役になった冬だった。

tv · テレビ3

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大河ドラマ『八代将軍吉宗』、西田敏行の徳川吉宗

1995年1月8日放送開始のNHK大河ドラマ。西田敏行が主演で徳川吉宗を演じた。ジェームス三木のオリジナル脚本。平均視聴率26.4%。

享保の改革で知られる八代将軍・徳川吉宗を、西田敏行が親しみやすく演じた娯楽大作。江守徹のナレーションも印象的で、1995年の幕開けを飾った大河だった。

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『29歳のクリスマス』、山口智子と恋人たちのクリスマス

1994年10月20日放送開始のフジテレビ系・木曜劇場。山口智子主演。マライア・キャリー『恋人たちのクリスマス』が主題歌。

29歳の女性たちの生き方を描き、独身女性の共感を呼んだ。マライアの主題歌とともに、1994年の冬を象徴するドラマになった。柳葉敏郎・仲村トオルが共演。

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月9『妹よ』、和久井映見とCHAGE and ASKA

1994年10月17日放送開始のフジテレビ月9ドラマ。和久井映見主演。主題歌はCHAGE and ASKA『めぐり逢い』。

唐沢寿明・岸谷五朗が共演した、家族と恋を描いた月9。最終話視聴率30.7%の高人気。CHAGE and ASKAの主題歌とともに、1994年秋冬の月9枠を盛り上げた。

movie · 映画1

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映画『スピード』、キアヌ・リーブスのノンストップアクション

1994年12月3日日本公開。ヤン・デ・ボン監督、キアヌ・リーブス主演。バスに仕掛けられた爆弾を題材にしたアクションで、日本配給収入45億円の大ヒット。

時速50マイルを下回ると爆発するバスという設定のノンストップアクション。キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの共演で、1994年末の映画館を沸かせた。後のアクション映画に影響を与えた一作。

trend · 流行・カルチャー1

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スキーブームの成熟とスノーボードの台頭

1990年代前半のスキーブームがピークを越え、若者の間でスノーボードが急速に広まり始めた冬。ゲレンデは依然として冬の人気スポットだった。

映画『私をスキーに連れてって』以来のスキーブームが成熟期に入り、新しくスノーボードが若者文化として台頭した。ウィンタースポーツのBGMとして広瀬香美『ロマンスの神様』(1993年)が引き続きゲレンデで流れていた。

sports · スポーツ2

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貴乃花、新横綱として初場所で優勝

1995年1月場所(初場所)で、新横綱・貴乃花が13勝2敗で優勝。1994年11月場所後に横綱昇進したばかりの、横綱としての初優勝だった。

1991年に18歳で旋風を起こした貴花田が、横綱・貴乃花となり頂点に。弟・若乃花とともに『若貴ブーム』が国民的人気を博し、大相撲が黄金期を迎えていた冬。武蔵丸との優勝決定戦を制した。

1

野茂英雄、メジャーリーグ挑戦を表明

1994年オフに近鉄との契約交渉が決裂した野茂英雄が、1995年1月にメジャー挑戦を表明。2月にロサンゼルス・ドジャースと契約した。

近鉄のエースが日本球界の慣行に風穴を開け、海を渡った。当時は『無謀』との声も多かったが、トルネード投法は1995年に新人王を獲得。日本人メジャーリーガーの扉を開いた、その第一歩だった冬。

slang · 流行語1

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「同情するならカネをくれ」、安達祐実と流行語

ドラマ『家なき子』(1994年放送・安達祐実主演)のセリフ「同情するならカネをくれ!」が1994年の新語・流行語大賞に。「就職氷河期」も同年の選出。

安達祐実演じる少女すずの強烈なセリフが流行語になり、年末の話題をさらった。同じ年には大卒就職難を表す「就職氷河期」も生まれ、バブル崩壊後の世相を映していた。冬には映画版も公開された。

tech gadget · モノ・ガジェット1

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携帯電話が『買う』時代へ、端末売り切り制で急増

1994年に携帯電話の端末売り切り制が導入され、レンタルから所有へ転換。初期費用が下がり、加入者が急増した。

それまで高価なレンタルだった携帯電話が、買い取り制で身近になった。家電メーカーが続々と端末を供給し、価格競争が激化。1990年代後半の携帯電話爆発的普及の、その入口だった冬。

game · ゲーム2

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次世代ゲーム機戦争、プレイステーションとセガサターン

1994年11月22日にセガサターン(44,800円)、12月3日にプレイステーション(39,800円)が発売。年末商戦で“次世代機戦争”が勃発した。

セガサターンが先行発売し1か月で50万台。プレイステーションは『リッジレーサー』の3D映像で初日完売。家庭用ゲームが2Dから3Dへ移る大きな転換点で、年末の話題を独占した。

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『スーパードンキーコング』、CGグラフィックの衝撃

1994年11月26日、任天堂がスーパーファミコン用『スーパードンキーコング』を発売。英国レア社のプリレンダリングCGが話題になり、国内約300万本を売った。

次世代機が登場する中、既存のスーパーファミコンで立体的なCGに迫る映像を実現し驚かせた。年末商戦の目玉の一つで、家族で楽しめるアクションゲームとして大ヒットした。

cm ads · CM・広告1

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サントリー「ホップス〈生〉」CM開始(菅原文太・松方弘樹起用、1994年12月10日)

サントリーの発泡酒「ホップス〈生〉」が販売エリアを全国主要圏に拡大し、菅原文太・松方弘樹を起用したTVCMのオンエアを1994年12月10日から開始した。

「ホップス〈生〉」は同年10月に静岡県限定で発売され、3週間で目標を上回る好調を見せたことから12月に販売エリアを拡大。任侠映画で知られる菅原文太と松方弘樹が発泡酒を飲みながら渋く語り合うCMが茶の間で話題になった。年末までに累計100万ケースを売り上げ、翌年以降の各社発泡酒参入ラッシュの先駆けとなった。

ここに並べたのは、1994に実際にあったことの断片です。 深夜ラジオのDJ「シンヤ」は、この断片を走馬灯のように、 当時の曲を挟みながら、あなたの隣で流していきます。

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