3月
渡辺美里『My Revolution』が3月にオリコン1位、本人初の1位
1986年1月22日リリースの4枚目のシングル。じわじわ順位を上げ、発売8週目の1986年3月24日付でオリコン週間1位に到達した。
作詞・川村真澄、作曲・小室哲哉、編曲・大村雅朗。TBS系ドラマ『セーラー服通り』主題歌。売上44.5万枚(オリコン集計・累計70万枚の資料もある)は渡辺美里最大のヒットで、第28回日本レコード大賞・金賞を受賞。渡辺美里にとって初のオリコン1位で、本人の出世作とされる。初登場10位から8週かけて頂点に立つ、じわじわ上昇型のチャート推移だった。
3月
河合その子『青いスタスィオン』、おニャン子卒業式と同じ日付でオリコン1位
1986年3月21日リリースのソロ3枚目のシングル。3月31日付でオリコン初登場1位(2週連続)、1986年度の年間10位。
作詞・秋元康、作曲・編曲・後藤次利。森永製菓「ハイソフト」のCMソング。3月31日付のオリコンで初登場1位。同じ3月31日、『夕やけニャンニャン』で河合その子のおニャン子クラブ卒業式が放送された(日本武道館の卒業公演は翌4月1日)。
3月
斉藤由貴『悲しみよこんにちは』、アニメ『めぞん一刻』の初代オープニング
1986年3月21日リリースの5枚目のシングル。オリコン週間最高3位・年間19位。この春に始まったアニメ『めぞん一刻』の初代オープニングテーマ。
作詞・森雪之丞、作曲・玉置浩二、編曲・武部聡志。高橋留美子原作のアニメ『めぞん一刻』(1986年3月放送開始)の主題歌として最もヒットした曲。歌う斉藤由貴自身も、同じこの春からNHK朝ドラ『はね駒』の主演を務めていた。アニメと朝ドラ、ふたつの顔で春の画面にいた人。
3月
ファルコ『Rock Me Amadeus』、ドイツ語の歌として初の全米1位
オーストリア出身のファルコによる曲。1986年3月29日付でビルボードHot 100の1位になり、3週連続で首位を守った。全英チャートでも1位。
モーツァルトを題材にドイツ語でラップするという異色の曲で、ドイツ語楽曲として初の全米1位とされる。映画『アマデウス』の世界的ヒットの後という時代の空気の中で、クラシックの天才がポップスターとして蘇った。1986年春、世界で一番売れていた曲のひとつ。
4月
KUWATA BAND『BAN BAN BAN』、サザン活動休止中の桑田佳祐が春にデビュー
1986年4月5日リリースのデビューシングル。オリコン週間最高3位、13週連続でトップ20に入り続けた。資生堂のキャンペーンソング。
サザンオールスターズの活動休止中に桑田佳祐が結成したKUWATA BANDの第1弾シングル。KUWATA BANDの4枚のシングルの中で最大の売上。1986年だけ活動した、1年限定のバンドだった。この春から夏にかけての街の音。
5月
1986オメガトライブ『君は1000%』、ハレー彗星の年の5月にデビュー
1986年5月1日リリースのデビューシングル。オリコン最高6位、売上29.3万枚。日本テレビ系ドラマ『新・熱中時代宣言』主題歌。
杉山清貴&オメガトライブの解散後、日系ブラジル人のカルロス・トシキをボーカルに迎えた新体制の第1弾。爽やかなシティポップ路線で、この年の初夏の空気をまとった一曲。歌詞は1986年に76年ぶりに接近したハレー彗星に触れており、まさに「この年でなければ生まれなかった」曲。
5月
ホイットニー・ヒューストン『Greatest Love of All』、デビュー作から3曲連続の全米1位
1986年5月17日付でビルボードHot 100の1位(3週連続)。デビューアルバムから3作連続の全米1位という記録を打ち立てた。
デビューアルバム『Whitney Houston』(1985年)からのシングルカット。同一アルバムから3曲のHot 100首位を出した史上初の女性アーティストとなった。22歳の新星が世界の頂点に立った1986年春。堂々たるバラードが、この季節の世界のラジオを包んでいた。
2月
中森明菜『DESIRE -情熱-』、この年のレコード大賞で2年連続の大賞
1986年2月3日リリースの14枚目のシングル。オリコン週間1位、売上51.6万枚。この年の第28回日本レコード大賞・大賞を受賞した。
作詞・阿木燿子(中森明菜のシングルへは初提供)、作曲・鈴木キサブロー、編曲・椎名和夫。前年の『ミ・アモーレ』に続く2年連続のレコード大賞は史上2組目で、女性歌手としては初。着物を短く仕立てた衣装と振り付けでも語り継がれる。2月の発売から春先までチャート上位に残り続けた。
2月
おニャン子クラブ『じゃあね』、グループ初のオリコン1位になった卒業ソング
1986年2月21日リリースの3枚目のシングル。グループ名義で初のオリコン週間1位を獲得し、おニャン子クラブ名義で最大の売上となった。
王道の卒業ソング。メインボーカルは中島美春で、実質ソロに近い構成。中島が歯科衛生士の専門学校に進学するため脱退することになり、その卒業記念として制作された。当初は「中島美春 with おニャン子クラブ」名義の予定だったが、本人の希望でグループ名義になった。卒業シーズンの街に流れた。
2月
中山美穂『色・ホワイトブレンド』、竹内まりや作の資生堂・春のCMソング
1986年2月5日リリースの4枚目のシングル。オリコン最高5位・売上22.3万枚で、中山美穂にとって初の本格ヒット。資生堂'86春キャンペーンのCMソング。
作詞・作曲は竹内まりや(A面B面とも提供した初コラボ)、編曲・清水信之。レコーディングでは竹内まりや自身が歌唱指導とコーラスで参加した。中山美穂本人が出演する資生堂の春のキャンペーンCMで流れ、化粧品CMソングが春を告げる時代の代表格になった。