SPRING · 1985

1985の記録

昭和60年 · 3・4・5月 · 全 23

科学万博つくば'85が筑波で開幕し、コスモ星丸が未来を象徴した季節。中森明菜のミ・アモーレとチェッカーズが街に流れ、フジテレビの夕やけニャンニャンが放課後の風景を変え、甲子園では阪神のバックスクリーン三連発が春の号砲を鳴らした三ヶ月。

この季節を、シンヤの声で聴く

Music · 音楽10

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中森明菜『ミ・アモーレ』3月リリース、オリコン1位・レコード大賞

1985年3月8日リリース。オリコン週間1位を2週連続、第27回日本レコード大賞を受賞した。

ラテンの香りをまとった歌謡曲。松田聖子との二強時代を象徴する一枚で、サンバのリズムと中森明菜の表現力が春の街角に新しい色を添えた。

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チェッカーズ『あの娘とスキャンダル』3月リリース、オリコン1位

1985年3月21日リリースの6thシングル。オリコン週間1位。チェッカーズ主演映画の主題歌。

1984年末から続くチェッカーズ人気の絶頂期。藤井フミヤのリーゼントを真似た中高生が全国にいた。福岡出身の七人組が、歌謡曲とロックンロールの間で時代の若さそのものだった春。

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C-C-B『Romanticが止まらない』、TBSドラマ主題歌で春も人気継続

1985年1月25日リリース。TBS系ドラマ『毎度おさわがせします』主題歌で、春にかけて広く流れた。

キーボード担当がメインボーカルを取るバンドスタイルが当時新鮮だった。赤やピンクに染めた髪と、跳ねるようなシンセサウンドが、春の軽さによく合っていた。

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松田聖子『天使のウィンク』、オリコン1位で春も街に

1985年1月30日リリース、オリコン週間1位。作詞・作曲は尾崎亜美。

聖子ちゃんカットとアイドル像の全盛期。やわらかなメロディが、まだ寒い春先の空気をほどくように流れていた。独身時代の松田聖子を象徴する一曲。

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斉藤由貴『卒業』、デビューシングルが春の卒業期に

1985年2月21日リリースのデビューシングル。作詞・松本隆、作曲・筒美京平。明星食品のCMソング。

後の演技派アイドル路線の先駆け。松本隆と筒美京平という王道コンビが書いた卒業ソングが、まさに卒業式の季節に新人の声で街に流れた。1985年のアイドルの世代交代を告げる一枚。

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ワム!来日、『Careless Whisper』の余韻が春まで

ワム!は1985年1月に初来日(全7公演)。マクセルのカセットテープCMにも起用され、その人気が春まで続いた。

ジョージ・マイケルのサックスが印象的なバラードが、前年から日本の洋楽チャートで愛されていた。年明けの来日公演の熱が冷めやらぬまま、春のFMで何度も流れた。

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マドンナ『Like a Virgin』、日本でも大ヒット中

1984年末リリースのアルバム表題曲が、1985年春にかけて日本でも大きくチャートインしていた。

MTV世代の象徴。マドンナという名前と、その挑発的なスタイルが、日本の若者文化にも一気に浸透した。洋楽が身近なポップスとして消費されはじめた時代の入口。

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ブルース・スプリングスティーン初来日(4月)

1985年4月、『BORN IN THE U.S.A. TOUR』の一環で初来日。代々木第一体育館などで公演した。

前年発売の『Born in the U.S.A.』は世界的な大ヒット。労働者の汗の匂いのするロックが、四月の日本のロックファンを熱狂させた。アメリカという国の光と影を背負った歌だった。

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松田聖子『ボーイの季節』5月リリース

1985年5月9日リリース。作詞・作曲は尾崎亜美、編曲は大村雅朗。

初夏に向かう五月のシングル。松田聖子の独身時代の終盤を飾る一枚として、後年やわらかく振り返られる曲。

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中森明菜『赤い鳥逃げた』5月リリース

1985年5月1日リリース。ミ・アモーレの大ヒットに続く春の追撃シングル。

ミ・アモーレで春先を制した中森明菜が、五月に放った次の一手。彼女の表現の幅を示した一曲。

news · ニュース・出来事1

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科学万博つくば'85 開幕(3月17日)、マスコットはコスモ星丸

1985年3月17日、茨城県筑波で開幕(9月16日まで・184日間)。48カ国が参加し、総入場者は約2033万人。

テーマは『人間・居住・環境と科学技術』。ロボットや巨大映像、未来の技術が一堂に会し、修学旅行や家族連れで賑わった。マスコットのコスモ星丸が、来たるべき未来の象徴として親しまれた。日本中が科学の未来にわくわくした春。

tv · テレビ3

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NHK朝ドラ『澪つくし』放送開始(4月1日)、沢口靖子主演

1985年4月1日放送開始のNHK連続テレビ小説。主演は沢口靖子。醤油蔵の娘と漁師の息子の物語。

千葉・銚子の醤油蔵を舞台にした純愛もの。第1回東宝シンデレラに選ばれた沢口靖子の清純さが評判を呼んだ。明石家さんまや柴田恭兵も出演。朝の食卓にこのドラマがある春だった。

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フジテレビ『夕やけニャンニャン』放送開始(4月1日)

1985年4月1日放送開始。月〜金の夕方に生放送されたバラエティで、秋元康がプロデュース。

放課後の女子高生がいきなりテレビに出るという衝撃的なコンセプト。ここからおニャン子クラブが生まれた(デビューは同年7月)。夕方の茶の間の風景を変えた番組。

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ドラマ『スクール☆ウォーズ』最終回(4月6日)

TBS系の学園ドラマ。1984年10月から放送され、1985年4月6日に最終回を迎えた。主演は山下真司。

『泣き虫先生の7年戦争』として話題を集めたラグビー学園ドラマ。荒れた高校が全国制覇を目指す熱血の物語が、春の終わりに完結し、多くの視聴者を泣かせた。

movie · 映画1

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映画『ゴーストバスターズ』、1985年に記録的大ヒット

1984年12月に日本公開され、1985年の年間配給収入で第1位を記録する大ヒットとなった。

コミカルなお化け退治のSFコメディと、つい口ずさむテーマ曲。年明けから春にかけても話題が続き、子供も大人も劇場に足を運んだ。アメリカン・ポップカルチャーの楽しさが詰まった一本。

trend · 流行・カルチャー2

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DCブランドブームが全盛

1985年はDC(デザイナーズ&キャラクターズ)ブランドブームの絶頂期だった。

ピンクハウス、コムサデモード、メンズビギといった国内デザイナーズブランドが、渋谷・原宿・新宿で圧倒的な存在感を持った。個性的な服で人と差をつけたいという意識が、バブル前夜の若者の街を彩った。

4

1985年、アイドルの世代交代の幕開け

1985年は斉藤由貴(2月デビュー)を皮切りに、新世代の女性アイドルが続々と登場した転換点の年。

春に先頭を切ったのが斉藤由貴。この後、南野陽子や中山美穂、夏のおニャン子クラブと、新しい顔が次々に現れる。松田聖子・中森明菜の二強時代から、群雄割拠の時代へ。その入口の春だった。

sports · スポーツ1

4

阪神タイガース バックスクリーン三連発(4月17日)

1985年4月17日、甲子園の対巨人戦7回裏。バース・掛布雅之・岡田彰布が3者連続でバックスクリーンへ本塁打し、3対1から6対3へと逆転した。

3対1から、巨人の槇原寛己投手を相手に、ランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布が立て続けにバックスクリーンへ打ち込み、3対1の劣勢を6対3へと一打席でひっくり返した。この年の阪神は21年ぶりの優勝・日本一へ。春の甲子園に轟いたこの逆転劇が、優勝への号砲として今も語り継がれる。

slang · 流行語2

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『花金(はなきん)』文化の広がり

週休2日制の普及を背景に、1985年頃から『花の金曜日』を楽しむ文化が広まっていった。

金曜の夜になると、街のディスコや居酒屋が賑わう。働いた一週間の解放感を、夜の街で味わう。バブルへ向かう時代の、軽やかな高揚感を表す言葉だった。

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流行語『イッキ!イッキ!』

『イッキ!』は1985年の新語・流行語大賞で流行語部門の金賞を受賞した。

大学のコンパや飲み会で、一気飲みをはやし立てるコール。良くも悪くも、当時の宴会の熱気を象徴する言葉として広まり、その年を代表する流行語になった。

tech gadget · モノ・ガジェット1

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ファミコン『イー・アル・カンフー』など春の話題作(4月22日)

1985年4月22日、コナミの『イー・アル・カンフー』『けっきょく南極大冒険』が発売されるなど、ファミコンのソフト市場が急拡大していた。

1983年発売のファミコン本体が家庭に広く普及し、春には話題作が次々に登場した。スーパーマリオブラザーズの登場(9月)はまだ先だが、子供たちの放課後はテレビの前に集まる時間になっていた。

food · 食べもの1

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大衆居酒屋チェーンの全盛

養老乃瀧や村さ来などの大衆居酒屋チェーンが、若者や学生の夜の定番として全盛だった。

花金の広がりと連動して、安くて気軽な大衆居酒屋が街にあふれた。生ビールと、串もの。仕事帰りや学生のコンパが、煙とにぎわいの中にあった。イタリア料理が一般化するイタめしブームは、まだ数年先の胎動だった。

cm ads · CM・広告1

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明星食品のCMに斉藤由貴

斉藤由貴のデビュー曲『卒業』が、明星食品のCMソングとして春に流れた。

新人アイドルの初々しい歌声が、テレビCMの十五秒の中で街に届いた。歌とCMが一体になって流行を作る、この時代らしいヒットの形だった。

ここに並べたのは、1985に実際にあったことの断片です。 深夜ラジオのDJ「シンヤ」は、この断片を走馬灯のように、 当時の曲を挟みながら、あなたの隣で流していきます。

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