WINTER · 2000

2000の記録

平成12年 · 12・1・2月 · 全 70

20世紀から21世紀への跨ぎ、2001年1月6日の中央省庁再編で1府22省庁が1府12省庁に再編された、日本の制度的な節目の冬。浜崎あゆみが『M』(12/13)と『evolution』(1/31)を立て続けにリリースして150万枚超え、宇多田ヒカルが『Can You Keep A Secret?』(2/16)でドラマ『HERO』主題歌を担当、鬼束ちひろが『眩暈』(2月)で第43回レコ大作詞賞。21世紀カウントダウン・第51回紅白歌合戦・米大統領選挙の混迷・iモード加入者2000万人突破・PlayStation 2の品薄、そして2月9日のえひめ丸事故。世紀末から世紀初頭へ繋がっていく日本の輪郭を確かめた三ヶ月。

この季節を、シンヤの声で聴く

Music · 音楽40

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浜崎あゆみ『M』、12月13日リリースの19thシングル

2000年12月13日リリース、浜崎あゆみ19thシングル、初動約74万枚、累計約145万枚。avex代表取締役の松浦勝人への想いを暗喩した曲とされ、後に小説『M 愛すべき人がいて』のモチーフとなる。

アユファッション(細眉・厚底・茶髪)が完全に若い女性の標準スタイルになっていた2000年末。『M』はクリスマス前リリースで、Christina Aguilera風のメロディラインに浜崎自身の作詞という形が完成した冬の代表曲。電話帳の登録名『M』というイニシャルが、リスナーには宇多田ヒカルとの対比軸として読まれ、2大女性ボーカルの一方の極を担う存在として完成した時期。

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鬼束ちひろ『月光』、TRICK主題歌が冬まで残ったロングヒット

2000年8月9日リリース、鬼束ちひろ2ndシングル。テレビ朝日系ドラマ『TRICK』第1期主題歌、累計約113万枚、ミリオン突破。

仲間由紀恵・阿部寛主演のホラーコメディ『TRICK』(2000年7-9月放送)の主題歌として深夜に流れ始め、冬まで街・ラジオ・カラオケで定着。「私は神様にいつも バラ色だと言われる」のサビが、宇多田ヒカル・浜崎あゆみとは別ベクトルの『内省的女性アーティスト』路線を確立した。冬の鬼束ちひろは『月光』と『眩暈』が並んで日本のチャートに残る形になっていた。

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MISIA『Everything』、やまとなでしこ主題歌の冬

2000年8月30日リリース、MISIA 9thシングル。フジテレビ系ドラマ『やまとなでしこ』主題歌、累計約161万枚、2000年年間チャート上位。

松嶋菜々子主演の月9『やまとなでしこ』(2000年10-12月)の主題歌として秋から冬にかけてのカラオケ・有線で君臨。MISIAの透き通る高音とゴスペル系コーラスが、宇多田ヒカル・浜崎あゆみのアイドル的ボーカルとは別ベクトルで日本のR&Bマーケットを開拓した。年末の音楽番組・大型音楽特番ではMISIAが定位置を占めた冬。

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Mr.Children『Q』、9月リリースアルバムが冬まで売れ続けた

2000年9月27日リリース、Mr.Children 9thオリジナルアルバム『Q』。累計約171万枚、収録曲『Hallelujah』『つよがり』『Surrender』『友とコーヒーと嘘と胡桃』。

前年の『DISCOVERY』(1999)に続くアルバムで、桜井和寿が小林武史と神戸のスタジオで作り上げた作品。シングルカットせずアルバム単独で勝負したMr.Childrenの自信作で、秋リリースから冬の音楽番組・年末特番まで連続でプロモーションが回った。後の『IT'S A WONDERFUL WORLD』(2002)・『シフクノオト』(2004)へ向かう、桜井和寿の作家性が完成期に入った冬。

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ポルノグラフィティ『サウダージ』、夏のヒットが冬の有線でも残った

2000年9月13日リリース、ポルノグラフィティ4thシングル。累計約110万枚、ミリオン突破でポルノグラフィティのブレイクを決定づけた曲。

デビューから1年半でついにミリオンセラーへ。アコースティックなフォーク調と岡野昭仁の伸びやかなボーカル、新藤晴一の独特の歌詞が組み合わさったポルノグラフィティの定型を確立した曲。秋のリリースから冬まで FM・有線・カラオケで定位置を保ち、後の『アゲハ蝶』(2001)・『ハネウマライダー』(2006)へ繋がる王道路線の入り口にあたる冬。

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SMAP『らいおんハート』、夏のヒットがクリスマス・年末年始まで残った

2000年8月30日リリース、SMAP 28thシングル。フジテレビ系ドラマ『LOVE COMPLEX』主題歌、累計約132万枚、2000年年間チャート上位の連続ミリオン期にあたる作品。

「君は僕の太陽 一緒にいる時の」のサビが、SMAPメンバー5人の声が重なる王道のアンサンブル。中居正広・木村拓哉・稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾の全盛期で、年末年始のテレビ特番にSMAPメンバーが分散して出演した冬。『SMAP×SMAP』(月曜22時)が完全に視聴率を取り続け、冬のテレビ界の中心にSMAPがあった。

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嵐『台風ジェネレーション-Typhoon Generation-』、デビュー2年目の冬

2000年7月12日リリース、嵐4thシングル。累計約32万枚、嵐の初期にあたる時期で、まだジャニーズ事務所内での序列も確立前の冬。

1999年11月3日にハワイでデビューしたばかりの嵐(大野智・櫻井翔・相葉雅紀・二宮和也・松本潤)が、デビュー2年目の冬を活動中。後の『PIKA★NCHI』(2002)・『One Love』(2008)・国民的グループ化への道のりは長く、2000年冬時点では SMAPの後継候補のひとつ程度の位置付け。各メンバーがバラエティ・ドラマ・ラジオで個別に露出を増やしていた時期。

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倉木麻衣『Stand Up』『冬のレシピ』、冬の女子高生・大学生支持

倉木麻衣は2000年12月6日リリースの『冬のレシピ』(5thシングル)、12月のCM・ドラマタイアップで冬の支持層を固めた。アルバム『delicious way』(2000年6月)もまだ累計400万枚以上のヒット継続中。

デビュー曲『Love, Day After Tomorrow』(1999/12/8) で衝撃の100万枚を記録し、宇多田ヒカルの最大のライバルとして比較された冬。声質・スタイル・名探偵コナン主題歌(『Secret of my heart』ほか)というポジショニングで、冬の若い女性リスナーの一定数を獲得した。アルバム『delicious way』はリリース2年経っても売れ続け、後の倉木麻衣ブランドが完成した時期。

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B'z『juice』、11月リリースが冬チャートを支えた

2000年11月29日リリース、B'z 29thシングル、累計約62万枚。ロックチャート定番で、B'zの息の長いヒット連発期にあたる冬の一枚。

稲葉浩志のシャウトと松本孝弘のアグレッシブなギターという、B'zの定型を冬のカラオケに持ち込んだ曲。年末の音楽特番・忘年会の二次会・新年会で歌われ続けた。同じ冬には『Brotherhood』(2001/4/4) のアルバムリリースへ向けたティーザー期にあたり、ファンにとってはB'zの活動が安定的に続いていた時期。

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椎名林檎『勝訴ストリップ』、3月リリースのアルバムが年末まで売れ続けた

2000年3月31日リリース、椎名林檎2ndスタジオアルバム『勝訴ストリップ』。累計約230万枚、ダブルミリオン。収録『本能』『罪と罰』『ギブス』。

椎名林檎が女性アーティストの中で独自の毒気を持ったアイコンとして君臨していた時期。冬の音楽ニュースでは椎名林檎の発言・PVが連日話題になり、Mステ・ヘイヘイヘイなどの音楽番組にも頻繁に登場。後の東京事変結成・無罪モラトリアム期の延長線上で、椎名林檎ブランドが完成していた冬。

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福山雅治『桜坂』、春のミリオンが冬まで余韻を残した

2000年4月26日リリース、福山雅治18thシングル『桜坂』。アサヒ飲料『WANDA』CMタイアップ、累計約230万枚、福山雅治最大のヒットで2000年年間1位。

春の桜が散った頃にミリオンに到達したこの曲が、夏・秋と継続して売れ続けて、冬まで来ても年間チャート上位に残っていた。福山雅治の柔らかいバラード路線が完成した1曲で、後の『Hello』『道標』に繋がる『大人のラブソング』カテゴリーを開拓した。冬の有線・カラオケでも定位置を保ち、2000年代の福山雅治のスタイルが完成した曲。

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Destiny's Child『Independent Women Part I』、11週連続1位

2000年9月19日リリース、Destiny's Child 6thシングル。映画『チャーリーズ・エンジェル』主題歌、ビルボードHot 100で11月から2001年2月まで11週連続1位、Destiny's Child最大のヒット。

ビヨンセ・ケリー・ローランド・ミシェル・ウィリアムズ体制のDestiny's Child最盛期。『チャーリーズ・エンジェル』映画(2000/11米国公開、2001/2日本公開)とのタイアップで世界中のラジオを支配した。冬のFMラジオ・MTVで頻繁にオンエアされ、その後のビヨンセ・ソロキャリアへの助走期間にあたる。

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Madonna『Music』アルバム、9月リリースが冬まで売れ続けた

2000年9月18日リリース、Madonnaスタジオアルバム『Music』。世界的に約1500万枚売上、収録曲『Music』『Don't Tell Me』が冬のヒットチャートを駆け抜けた。

Mirwaisプロデュースのエレクトロニカ寄りサウンドで、Madonnaが30代後半でなおイノベーティブな立ち位置を維持していた時期。シングル『Music』(2000年8月)が世界中で1位、『Don't Tell Me』(2000年12月)が続いて冬のFM・MTVで連続オンエア。Britney Spears・Christina Aguileraといった次世代女性アーティストが台頭する中で、Madonna自身もまだ最前線で動いていた冬。

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Backstreet Boys『Shape of My Heart』、男性ボーイズグループの冬

2000年10月10日リリース、Backstreet Boysアルバム『Black & Blue』からのシングル。ビルボードHot 100で最高9位、冬のFMの定番曲のひとつ。

*NSYNC・98 Degrees・Boyz II Menとの男性ボーイズグループ全盛期を代表するBackstreet Boys。日本でも女性ファンの支持が強く、冬のFM・MTVで頻繁にオンエア、来日公演も大規模に。アルバム『Black & Blue』はリリース1週間で世界500万枚以上を売り上げ、CD時代の最盛期にあたる冬の象徴的存在。

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ポルノグラフィティ『サボテン』、バンド初の初登場オリコン1位

2000年12月6日リリース、5thシングル。タイアップなしで初登場1位。前作「サウダージ」に続く連続1位。

ポルノグラフィティの5thシングルで、タイアップなしで初登場1位を獲得したバンドの転換点。前作「サウダージ」と同時にトップ10入りするという記録も達成した。インディーズ時代から温めていた失恋を綴った歌詞が特徴で、年末のカウントダウン番組でも頻繁にオンエアされた。

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Westlife『What Makes a Man』、アイリッシュ・ボーイバンドのクリスマス・バラード

2000年12月18日UK発売、全英2位。クリスマス1位を逃した話題作。

Westlifeが2000年12月にリリースした2ndアルバム『Coast to Coast』からの第3弾シングル。全英シングルチャート最高2位を記録し、同バンドが初めて1位を逃した作品となった。クリスマス商戦の真っ只中にリリースされ、英国の年末を彩ったバラード。

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Robbie Williams『Supreme』、Gloria Gaynorを引用したポップ・アンセム

2000年12月11日UK発売、全英4位。アルバム『Sing When You're Winning』第3弾シングル。

ロビー・ウィリアムスが2000年12月にリリースしたシングルで、全英チャート4位を記録。曲のブリッジにGloria Gaynorの「I Will Survive」のメロディが引用されており話題を呼んだ。ハンガリーとポーランドでは1位を獲得し、欧州を中心に2000年冬にヒットした。

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浜崎あゆみ『evolution』、1月31日リリースの20thシングル

2001年1月31日リリース、浜崎あゆみ20thシングル。前作『M』からわずか1ヶ月後リリース、初動約55万枚、累計約95.5万枚。コーセー『VISSE』CMソング、本人がCREA名義で作曲。

ロングヘアからショートカット・金髪に変身、しっぽ付きの衣装で歌うMVが冬の話題に。前作『M』との連続リリースは、avex松浦勝人体制下での『浜崎あゆみ』というブランドが完全に独走モードに入ったことを示した時期。アユファッションがさらに加速し、原宿・渋谷で『あゆヘア』を頼む女子高生が連日サロンに通った冬。

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Shaggy『It Wasn't Me』、1月のNo.1で世界的ブレイク

2000年9月リリース、Shaggy feat. Rikrok『It Wasn't Me』。ビルボードHot 100で2001年2月3日付から2週連続1位、英米・欧州・日本すべてのチャートで1位獲得。

ジャマイカ出身のレゲエ・シンガーShaggyが、女房と浮気がバレるシナリオをコミカルに歌った曲。MV・歌詞・ノリのいいリズムが世界中のクラブ・MTV・ラジオで爆発的にヒット。日本でも冬のFM・MTV Japanで頻繁にオンエア、20代を中心に支持を集めた。同年の『Angel』とのワンツーで、Shaggyが2000-01年の冬の洋楽の中心人物に。

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Every Little Thing『fragile/JIRENMA』、21世紀最初のオリコン1位

2001年1月1日リリース、17thシングル。21世紀最初のオリコン週間1位。累計約83万枚。

2001年元旦リリースのELT17thシングル。「fragile」はフジテレビ「あいのり」のテーマ曲として秋から冬にかけて認知を積み上げ、「JIRENMA」は映画「頭文字D Third Stage」エンディングとなった。2001年1月15日付のオリコン1位を獲得し、ミレニアム明けを象徴する一曲となった。

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ミニモニ。『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』、オリコン2週連続1位

2001年1月17日リリース、デビューシングル。オリコン2週連続1位、累計約78万枚。

モーニング娘。の小柄メンバー(矢口真里・辻希美・加護亜依)とミカで結成されたミニモニ。のデビューシングル。平均身長150cm以下のコンセプトで低年齢層を直撃し、オリコン2週連続1位・約78万枚の大ヒット。2001年冬の子どもたちを席巻したハロー!プロジェクトのサブユニット現象を代表する作品。

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Do As Infinity『Desire』、オリコン最高8位の7thシングル

2001年1月24日リリース、7thシングル。オリコン最高8位。

Do As Infinityの7thシングルで、前作「We are.」に続いてリリースされた2001年冬の作品。ギターサウンドとボーカルが融合したロックポップなスタイルで、同時期のJ-POPシーンに存在感を示した。

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宇多田ヒカル『Can You Keep A Secret?』、ドラマ『HERO』主題歌

2001年2月16日リリース、宇多田ヒカル7thシングル。フジテレビ系ドラマ『HERO』第1期主題歌、累計約140万枚。第16回日本ゴールドディスク大賞ソング・オブ・ザ・イヤー受賞。

木村拓哉主演・北川悦吏子脚本のドラマ『HERO』(1月8日-3月19日)の主題歌として、冬の月9と完全にシンクロした楽曲。宇多田ヒカル自身が企画書を読んでサビを書き直した、ドラマと一体化した制作プロセスでも話題に。MVには彼女の恋人役としてヒューマノイドロボット『PINO』が登場。月9のオープニング前にこの曲のサビが流れる瞬間が、冬の月曜21時の家庭の定番風景。

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鬼束ちひろ『眩暈』、2月リリースの4thシングルでレコ大作詞賞

2001年2月14日リリース、鬼束ちひろ4thシングル。映画『カラフル』主題歌、第43回日本レコード大賞作詞賞受賞、累計約23万枚。

前年8月の『月光』(ドラマ『TRICK』主題歌)で衝撃のデビューを果たした鬼束ちひろが、冬に再びダークで内省的な曲を出した。「うずくまり 切れたグラスを集める」の歌詞は重く、コリン・ファレル主演ではない邦画『カラフル』の主題歌として静かに受け止められた。20歳の鬼束が独自のソングライティングを確立していった時期で、後の引退・復活も含めて『独自の世界観』をもつシンガーソングライターとして冬の音楽の一翼を担った。

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タンポポ『恋をしちゃいました!』、ハロプロ・ユニットの冬の大ヒット

2001年2月21日リリース、タンポポ6thシングル。つんく♂プロデュース。累計約38.7万枚でグループ最大のヒット。

モーニング娘。から派生したハロー!プロジェクトのユニット・タンポポが、2001年2月にリリースしたグループ最大のヒット。ASAYAN発のユニット文化が最盛期を迎えていた時期で、ミニモニ。などとともに2000年から2001年の冬の歌番組を賑わせた。つんく♂サウンドのキャッチーなアイドルポップ。

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倉木麻衣『冷たい海/Start in my life』、コナンEDで35万枚

2001年2月7日リリース、7thシングル。オリコン2位、累計約35万枚。「Start in my life」は名探偵コナン第11エンディング。

倉木麻衣の7thシングルで初の両A面作品。「Start in my life」は名探偵コナンの第11エンディングテーマとして起用され、コナンファンにも広く親しまれた。2001年2月の発売ながら35万枚以上を売り上げ、デビュー以来の勢いを維持した。

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KinKi Kids『ボクの背中には羽根がある』、オリコン1位・92万枚

2001年2月7日リリース、11thシングル。オリコン1位、累計約92万枚。日本テレビ土曜ドラマ主題歌。

KinKi Kidsの11thシングルで、堂本剛主演の日本テレビ土曜ドラマ「向井荒太の動物日記 愛犬ロシナンテの災難」の主題歌。約8ヶ月ぶりの新シングルで初週41.2万枚、累計約92万枚の大ヒット。冬から春にかけてロングヒットを記録した。

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aiko『初恋』、自身最高売上を記録した7thシングル

2001年2月21日リリース、7thシングル。当時のaiko自己最高売上、累計約32万枚。

aikoの7thシングルで、当時の自己最高売上を記録した代表曲。タイアップなしにもかかわらず32万枚超のヒットを達成し、実力派シンガーソングライターとしての地位を確立した。冬の終わりの2月にリリースされた恋愛を題材にしたポップソング。

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V6『愛のMelody』、TBS「学校へ行こう!」テーマ

2001年2月28日リリース、18thシングル。オリコン最高3位。TBS「学校へ行こう!」テーマ曲。

V6の18thシングルで、TBSのバラエティ「学校へ行こう!」のテーマ曲として起用された。オリコン最高3位を獲得し、番組のロングラン人気と連動して幅広い世代に親しまれた。2001年2月末のリリースで、冬の締めくくりとなる安定ヒット作。

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Cocco『羽根〜lay down my arms〜』、映画「回路」主題歌

2001年2月21日リリース、10thシングル。黒沢清監督映画「回路」テーマ曲。

沖縄出身シンガーCoccoの10thシングル。黒沢清監督の映画「回路」のテーマ曲として制作された独特の雰囲気を持つ作品。ロック色の強い感情表現で知られるCoccoが、翌年の活動休止前夜にリリースした一曲。2001年冬のオルタナティブなシーンを代表する存在。

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Wheatus『Teenage Dirtbag』、ロック復権を告げるパワーポップ・アンセム

2000年6月リリース、2001年2月に全英2位(2週)へと駆け上がった遅咲きヒット。

ウィータスが2000年に発表したシングルで、2001年2月に全英シングルチャートで2位まで上昇した遅咲きヒット。青春の屈折を歌ったパワーポップが英国の若者に熱狂的に受け入れられ、当時のロック復権の流れを代表する一曲として2001年初頭の英国チャートを賑わせた。

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ゴスペラーズ『永遠に』、44週チャートインで冬も継続ヒット

2000年8月23日リリース、14thシングル。テレビ朝日「JAPAN COUNTDOWN」OPテーマ。オリコン44週連続チャートイン。

テレビ朝日「JAPAN COUNTDOWN」オープニングテーマ。8月発売ながらオリコン44週連続チャートインという記録的ロングヒットを達成し、2001年の年間チャートにもランクインした。年末年始の音楽特番でも継続してオンエアされ、アカペラグループとしての認知を広めた転機作。

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OutKast『Ms. Jackson』、全米1位を獲得したヒップホップの名曲

2000年10月24日リリース、全米Billboard Hot 100で1位(2001年2月)、全英2位。

アウトキャストがアルバム『Stankonia』からリリースしたシングルで、2001年2月に全米Billboard Hot 100で1位を獲得。ドイツ・オランダ・ノルウェー・スウェーデンでも1位、英国では2位を記録した国際的大ヒット。コーラスのフレーズが当時の流行語にもなった。

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Limp Bizkit『Rollin' (Air Raid Vehicle)』、UK1位を獲得したニュー・メタル旋風

2000年10月リリース、2001年1〜2月に全英1位(2週)。日本でもプロモ盤CDシングルが発売。

リンプ・ビズキットがアルバム『Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water』からリリースしたシングルで、2001年1月〜2月に全英シングルチャート1位を2週間記録、バンド唯一の全英1位となった。日本市場向けにプロモーションCDシングルが発売されるなど、2000〜2001年冬のニュー・メタル人気を象徴する一曲。

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小柳ゆき『Koyanagi the Christmas 〜ホワイト・クリスマス』、2000年末のクリスマスシングル

2000年11月15日リリース、6thシングル。オリコン最高4位。スタンダードなクリスマスソングをカバー収録。

「be alive」で初のオリコン1位を獲得し有線大賞を受賞した直後にリリースされたクリスマス作品。小柳ゆきのパワフルな歌声でスタンダードなクリスマスソングを歌い上げ、2000年末のクリスマスシーズンに各所でオンエアされた。

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globe『DON'T LOOK BACK/like a prayer』、ドラマ主題歌の両A面

2000年11月22日リリース、21stシングル。日本テレビ系ドラマのオープニングテーマと資生堂CMソングの両A面。

globeの21枚目のシングルで初の両A面作品。「DON'T LOOK BACK」は日本テレビ系ドラマのオープニングテーマ、「like a prayer」は資生堂のCMソングとして起用された。小室哲哉のglobeが大人の雰囲気へ移行したサウンドで2000年の年末を彩った。

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Craig David『Walking Away』、UK R&Bシーンを席巻したデビュー作

2000年11月20日UK発売、全英3位。デビューアルバム『Born to Do It』第3弾シングル。

クレイグ・デイヴィッドが2000年にリリースしたデビューアルバム『Born to Do It』からのシングルで、全英チャート3位を記録。2000年冬にUKのR&Bシーンで大きな存在感を放ち、当時20歳そこそこのクレイグが世界的に注目された作品。

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Madonna『Don't Tell Me』、カントリー調エレクトロニカの異色作

2000年11月リリース、全英最高4位・全米最高4位。アルバム『Music』第2弾シングル。

マドンナが2000年11月にリリースしたシングルで、エレクトロニカとカントリー・ギターを融合した独特のサウンドが話題を呼んだ。全英・全米ともに2001年2月に最高4位を記録し、アルバム『Music』からの連続ヒットとなった。

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Jennifer Lopez『Love Don't Cost a Thing』、J.Loのポップ路線シングル

2000年11月13日リリース、全米最高3位(2001年2月)。アルバム『J.Lo』リードシングル。

ジェニファー・ロペスが2000年11月にリリースしたシングルで、2001年2月には全米Billboard Hot 100で最高3位を記録。2000年末から2001年初頭にかけて全米のラジオで大量オンエアされたR&B/ポップのヒット曲。

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S Club 7『Never Had a Dream Come True』、英国の年末を飾ったポップ・バラード

2000年11月27日リリース、12月3日付で全英1位。2000年英国年間9位。BBC Children in Need公式ソング。

イギリスの男女7人組ポップグループS Club 7が2000年末にリリースしたバラード。全英シングルチャートで初登場1位を記録し、BBCのチャリティ番組Children in Needの公式ソングにも選ばれた。ボーイズ/ガールズグループ全盛だった2000年の冬、クリスマス商戦の英国チャートを象徴する一曲。

news · ニュース・出来事4

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米大統領選挙の混迷、12月12日のブッシュ確定

2000年11月7日の米大統領選挙でジョージ・W・ブッシュ(共和党)対アル・ゴア(民主党)が大接戦、フロリダ州の票再集計を巡って法廷闘争。12月12日に米最高裁判所がブッシュ勝利を確定。

フロリダ州の『パンチカード式投票用紙』の解釈をめぐる前代未聞の選挙混迷が、日本のニュース番組でも連日報道された冬。アル・ゴアが得票数で勝っていたにもかかわらず選挙人投票でブッシュが勝利、後のイラク戦争・対テロ戦争・911テロへ繋がる『ブッシュ・チェイニー体制』が冬に確定した。当時はまだ911テロを誰も予期しておらず、新政権の経済政策・外交政策が冬の話題だった。

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21世紀の幕開け、2001年1月1日のカウントダウン

2000年12月31日23:59:59から2001年1月1日00:00:00への切り替わり、世界各国で21世紀カウントダウンイベント。日本でも東京・大阪・全国の繁華街・テレビ局で大規模カウントダウン。

前年の『2000年問題(Y2K)』の余韻も冷めぬまま、20世紀の終わりと21世紀の始まりという二重の節目を迎えた冬。NHK紅白歌合戦の後、午前0時の鐘とともに「21世紀になりました」のアナウンスがテレビ各局を覆った。明治・大正・昭和・平成の4元号を経験したお年寄りから、平成生まれの子供たちまで、すべての世代が同じ瞬間を共有した夜。

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中央省庁再編、1月6日の1府22省庁→1府12省庁

2001年1月6日、森喜朗内閣下で中央省庁再編が施行。1府22省庁を1府12省庁に整理し、内閣府・総務省・国土交通省・文部科学省・厚生労働省・経済産業省など現在の省庁構成が確立。

戦後半世紀ぶりの大規模な行政組織再編。総理府・経済企画庁・沖縄開発庁を内閣府に統合、運輸省・建設省・国土庁・北海道開発庁を国土交通省に統合、文部省と科学技術庁を文部科学省に統合、と縦割り行政の弊害をなくす目標で再編。冬のニュース番組で連日この再編が説明され、就職活動中の大学生にとっても省庁名・採用情報の混乱が大きかった時期。

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えひめ丸事故、2月10日のハワイ沖衝突

2001年2月9日(現地時間)、ハワイ・オアフ島沖で愛媛県立宇和島水産高校実習船『えひめ丸』が米海軍原子力潜水艦USSグリーンビルと衝突、9名(うち高校生4名)が行方不明、後に死亡確認。

高校生・教員・乗組員が乗っていた水産実習船が、緊急浮上した米潜水艦に下から突き上げられて沈没。日米外交問題に発展し、米海軍の責任者が日本で謝罪・引責辞任に追い込まれた事故。当時の森喜朗首相がゴルフ中だったことが問題視され、後の森政権崩壊の一因に。冬の終わりに日本社会を覆った大きな悲報。

tv · テレビ3

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第51回NHK紅白歌合戦、12月31日の千年期締め

2000年12月31日、NHKホールで生放送。両組司会は和田アキ子(紅組)・中居正広(白組)、総合司会は阿部渉アナウンサー。20世紀最後の紅白として注目され、視聴率第2部約48.4%。

20世紀最後の紅白歌合戦として、特別な意味付けで放送された冬。浜崎あゆみ・宇多田ヒカル・SMAP・MISIA・Mr.Children・サザン・松田聖子・郷ひろみ・北島三郎らが出演、世紀の終わりと始まりを音楽で繋ぐ趣向。家族で年越しそばを食べながら紅白を観るというパターンの最盛期で、視聴率も後の急落前のピーク水準を保っていた。

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月9『HERO』、木村拓哉・松たか子・大塚寧々の検察官ドラマ

2001年1月8日から3月19日まで、フジテレビ系月曜21時の連続ドラマ全11話。木村拓哉(久利生公平役)主演、松たか子・大塚寧々・阿部寛・八嶋智人共演。北川悦吏子脚本ではなく福田靖脚本。平均視聴率約34%、最高約36.8%。

ジーンズ・スニーカーで型破りに法廷へ立つ検察官という新しいヒーロー像を木村拓哉が体現した、月9史上最大級のヒットドラマ。主題歌は宇多田ヒカル『Can You Keep A Secret?』、夜の月曜21時から22時の家庭のテレビが完全にこのドラマで埋まった冬。日本人の月9文化の頂点期で、ドラマ放送翌日の職場の朝の挨拶ネタになっていた。

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『TRICK』第2期、仲間由紀恵・阿部寛のホラーコメディ続編

2001年1月13日から3月17日まで、テレビ朝日系土曜23時放送の『TRICK 2』。仲間由紀恵(山田奈緒子)・阿部寛(上田次郎)主演、堤幸彦演出のホラー・コメディ続編。

前年夏の第1期(2000年7-9月)が深夜枠でカルトヒット、続編が冬の土曜深夜の話題に。鬼束ちひろ『月光』の主題歌から鬼束ちひろ自身が冬の音楽シーンで再注目されるきっかけにも。仲間由紀恵が『美しい貧乏女性』として独自のキャラクターを確立した時期で、後の『ごくせん』への布石にあたる冬。

movie · 映画3

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『キャスト・アウェイ』、トム・ハンクスの孤島サバイバル

2000年12月22日米国公開、日本では2001年3月3日公開予定。トム・ハンクス主演、ロバート・ゼメキス監督。FedEx社員が無人島で4年間を生き延びるサバイバル・ドラマ。

前作『フォレスト・ガンプ』(1994) のゴールデンコンビが再び組んだ作品。トム・ハンクスが長期間にわたって体重・体型を変化させた身体的演技が話題になり、米国でクリスマス映画として大ヒット中。日本公開は3月だが、冬の映画雑誌・テレビCMで先行紹介が始まっていた時期。後の2001年アカデミー賞にトム・ハンクスが主演男優賞ノミネートされる作品。

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『千と千尋の神隠し』、夏公開前の冬の宣伝開始期

2001年7月20日公開予定のスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』が、2000年冬から宣伝・予告編が始まっていた時期。宮崎駿監督・鈴木敏夫プロデューサーの新作として大期待。

前作『もののけ姫』(1997)の興行収入193億円超えを期待された宮崎駿の新作。冬から春にかけてテレビ・雑誌・ポスターでの宣伝が展開、夏休み映画の本命として子ども・大人すべての世代が公開を待った。後にアカデミー長編アニメ賞・ベルリン国際映画祭金熊賞を獲得、興収304億円超の日本歴代1位を記録する作品の助走期間にあたる冬。

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『チャーリーズ・エンジェル』、2月日本公開のアクションコメディ

2000年11月3日米国公開、日本では2001年2月10日公開。キャメロン・ディアス・ドリュー・バリモア・ルーシー・リュー主演、McG監督のテレビシリーズ実写化アクション映画。

1970年代の同名テレビシリーズを現代風にリメイクした、女性アクション映画の冬の話題作。3人の女優が体当たりでアクションをこなし、Destiny's Child『Independent Women』が主題歌で全米No.1に。日本公開後すぐにファッション業界にも影響、『Angels風』のセットアップ・ブーツが原宿・渋谷で売れた冬。後の2003年『フルスロットル』へ繋がる女性アクション映画ブームの入り口。

trend · 流行・カルチャー8

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浜崎あゆみ vs 宇多田ヒカル、2000年冬の対立軸

2000年冬は浜崎あゆみ『M』(12/13)・『evolution』(1/31)、宇多田ヒカル『Can You Keep A Secret?』(2/16)が立て続けにリリースされた、平成女性ボーカルの二大頂上対決の時期。

浜崎あゆみ=パフォーマンス・ファッション・アユ的なアイコン路線、宇多田ヒカル=作詞作曲・R&B寄りのアーティスト路線、という対比軸が明確になった冬。両者が直接コラボすることはなく、お互いに別のレーン(avex vs 東芝EMI)で年末年始の音楽特番のヘッドライナーを分け合った。後に AKB48 vs 嵐、SMAP vs Mr.Children のような二項対立の系譜の元になる構造。

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Jennifer Lopez・Christina Aguilera・Britney Spears、女性ポップスター時代

2000-01年冬は、Jennifer Lopez『Love Don't Cost a Thing』(2000/11)、Christina Aguilera『Come On Over Baby』(2000/8 No.1)、Britney Spears『Lucky』(2000/8)らが同時並行で活動した女性ポップスター全盛期。

Mariah Carey・Whitney Houston・Madonnaの90年代女性アーティスト系譜から、Britney Spears・Christina Aguilera・Jennifer Lopezという2000年代の新世代へ完全に移行した冬。MTV・洋楽FMはこれら女性アーティストの新曲・MVをローテーション、Destiny's Childも含めて女性R&B/ポップが洋楽チャートを支配した時期。後のビヨンセ・リアーナ・ガガに繋がる系譜の入り口にあたる冬。

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2000年問題(Y2K)が無事終了、IT業界の安堵と次の動き

1999年12月31日→2000年1月1日のY2K問題が大きな混乱なく終了し、2000年通してIT業界は『次の課題』である Web 2.0・モバイル・常時接続へ視点を移していた冬。

Y2K対応で1998-99年に巨額の予算を使った日本企業が、2000年問題が起こらなかったことで安堵した冬。同時に余った予算がモバイル・インターネット(iモード・ADSL)・eコマース(楽天・Amazon)・社内システム刷新に振り向けられ、IT業界の景気が局所的に好調だった時期。後のITバブル崩壊(2001年春以降)の前夜にあたる冬。

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ガングロ・ヤマンバ文化のピーク超え、アムラー以後の女子高生

1996-99年に流行したガングロ・ヤマンバ(超日焼け・白い口・派手なメイク)が2000年に入ってピーク超え、徐々に『アユ系』『ふんわり系』へシフトしていた冬。

渋谷109周辺の女子高生・若い女性のメイクが、90年代後半のガングロから2000年代のアユ系に変わっていく転換期。安室奈美恵『アムラー』(1996-)・浜崎あゆみ『アユ系』(1999-)の系譜と、独自進化したガングロ・ヤマンバが交差し、冬の渋谷の街頭で両者が混在する風景。後の『きゃりーぱみゅぱみゅ』『カラフルカルチャー』に繋がる女子高生文化の分岐点の冬。

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コンビニ弁当・パスタの完成期、セブン・ローソン・ファミマの競争

2000年冬時点で、コンビニ弁当の品質と種類が完成期。セブン-イレブン『金のシリーズ』前夜、ローソンの『おにぎり』・ファミリーマートの『デザート』が独自路線で競合していた時期。

経済停滞・デフレ進行で、サラリーマン・OL・大学生の昼食がコンビニ弁当・パスタ・サンドイッチが標準化していた冬。500円ランチが消えていく中で、コンビニの300-400円台メニューが救いになった時期。同時にスターバックスコーヒー(1996年銀座1号店開業)が冬の都内で急速に増店、コンビニとカフェが日本の若手社会人の生活拠点になっていく入り口。

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女子高生のiモード文化、着メロ・絵文字・メル友

2000年冬時点で、女子高生・女子大生の通信文化がポケベル数字通信からiモードメール・着メロダウンロード・絵文字に完全移行。1日平均20-30通のメール送信が標準。

電車の中・教室・喫茶店で小さな画面に向かう女子高生の姿が日本中で見られた冬。iモードサイト『カラオケの達人』『プチクーポン』『占いどっとTV』が定額契約の中で利用され、絵文字を駆使した独特のメール文化(顔文字+絵文字+早打ち)が成熟期。後のmixi・LINEに繋がる、日本独自のモバイル・コミュニケーション文化の重要な発達期にあたる。

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アンチエイジング化粧品ブーム、SK-II・資生堂の頂点期

2000年冬時点で、SK-II『フェイシャル トリートメント エッセンス』(ピテラ配合化粧水)が日本の30-40代女性に大ブレイク。資生堂・カネボウ・コーセーの高級ライン競争が激化。

桃井かおり・浅野ゆう子らの広告キャンペーンで急成長したSK-II、コーセー『VISSE』のメイクライン(浜崎あゆみイメージキャラ)、資生堂『マキアージュ』前身ライン、と冬のデパート化粧品売場の戦いが最盛期。働く女性・主婦・若い女性が層別に化粧品ブランドを選ぶ消費スタイルが完成した冬。

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スターバックスコーヒー全国展開、カフェ文化の浸透

1996年8月の銀座1号店開業から4年、2000年冬時点でスターバックスコーヒーは全国約100店舗超え。タリーズ・ドトール・エクセルシオールカフェなどのカフェ・チェーンが街角に増えた時期。

日本のコーヒーチェーンが、それまでの『純喫茶』から『シアトル系カフェ』『コーヒースタンド』『カフェ・チェーン』に多様化した冬。雑誌『Hanako』『東京ウォーカー』が冬のカフェ特集を組み、20-30代女性の『カフェめぐり』が新しいレジャー文化として定着した時期。後の Doutor・Tully's・コメダ珈琲店との競争激化に繋がる。

sports · スポーツ3

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高橋尚子、シドニー五輪金メダル後の凱旋

2000年9月24日のシドニー五輪女子マラソンで高橋尚子が金メダル、日本人女子陸上初の五輪金メダル。冬は国民栄誉賞授賞(2000年10月30日)後の各種凱旋イベントが続いた時期。

『Qちゃん』の愛称で全国的人気者になった高橋尚子が、冬のテレビ番組・CMで引っ張りだこに。小出義雄監督のサポート下で、後の野口みずき(2004年アテネ五輪金)へ繋がる女子マラソン黄金期の入り口。スポーツ報知・サンスポなどスポーツ紙の冬の見出しに連日彼女の名前が踊った。

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貴乃花、2000年5月場所の優勝後の冬とケガ

貴乃花(横綱)が2000年5月場所で1年8ヶ月ぶりの幕内最高優勝を果たした後、2000年冬は休場と出場を繰り返した。武蔵丸・曙との横綱争いが続いていた時期。

若貴ブームの後期で、貴乃花のケガによる休場が話題に。1990年代の若貴ブームの頂点を担った兄弟力士の片方が、30歳手前で身体的限界を迎えつつあった冬。後の2001年5月場所の劇的優勝(右ヒザ重傷でも出場)、2003年引退へ繋がる、貴乃花の晩年期の入り口にあたる。

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第77回箱根駅伝、1月2日-3日 順天堂大学が優勝

2001年1月2日-3日に開催された第77回東京箱根間往復大学駅伝競走。順天堂大学が3年ぶり9度目の総合優勝。

21世紀最初の箱根駅伝として、いつも以上に注目を集めた正月の風物詩。日本テレビ系の生中継が朝8時から夕方17時まで2日間続き、家庭のリビングルームに必ず映っていた。山梨学院大・駒澤大・順大・日体大の四強時代で、外国人選手の起用問題、襷の途切れ問題なども話題に。

slang · 流行語1

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2000年新語・流行語大賞、年間大賞は『おっはー』『IT革命』

2000年12月発表の新語・流行語大賞で、年間大賞は『おっはー』(慎吾ママ)・『IT革命』。トップ10に『最高でも金、最低でも金』(田村亮子)・『めっちゃ悔しい』・『パラパラ』なども。

SMAP香取慎吾の『慎吾ママのおはロック』で爆発的にヒットした『おっはー』が国民的挨拶に。同時に森喜朗首相が連呼した『IT革命(イット革命と読んだ説あり)』が政治・経済・社会のすべてで言われた冬。シドニー五輪での田村亮子(金メダル)、女子マラソンの高橋尚子(金メダル)、パラパラブームと、2000年は流行語が異常に多い年。

tech gadget · モノ・ガジェット5

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iモード加入者2000万人突破、NTTドコモのデファクト

1999年2月開始のNTTドコモ『iモード』が、2000年冬時点で加入者約2000万人を突破。携帯電話からのメール・ニュース閲覧・着メロダウンロード・銀行残高照会が一般的に。

iモード端末(N501i・F501i・P501i・SO503iなど)が女子高生・OL・サラリーマン全員の手元にあり、電車内・喫茶店・公園のベンチで小さな画面に向かう日本人の標準的な姿が完成した冬。LINE・SNSはまだ存在しない、メールとサイト閲覧だけのモバイル文化が日本独自の形で発達。後のスマートフォン時代(2008年iPhone上陸)に向けた、ガラケー全盛期の前夜にあたる。

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PlayStation 2 品薄、3月発売から半年で生産間に合わず

2000年3月4日発売のソニーPlayStation 2が、年末商戦で深刻な品薄状態。家電量販店・玩具屋に行列ができ、抽選販売や予約も殺到。本体39800円、DVD再生機能付き。

次世代機としての性能(DVD再生・3DCG)・キラーソフト(『ファイナルファンタジーX』予告中、『鬼武者』2001/1/25発売)で爆発的需要。年末・お年玉商戦・新年セールで品薄が続き、ネットオークションで定価以上の値段で取引される現象も。PS2は同時にDVDプレーヤーとしても機能したため、AV機器市場をも一気に変えた。

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Windows Me発売後の冬、消費者向けOSの過渡期

2000年9月23日にWindows Me(Millennium Edition)日本語版発売、2000年冬時点で家電量販店PCコーナーの最新機種に搭載。1995→98→Meと進化してきた消費者向けWindowsシリーズの最終期。

Windows 95の革命から5年、Windows 98を経て『Me』が出た冬。安定性・速度・互換性に問題が多く『出来の悪いOS』と評価されることもあったが、家庭向けPCのデフォルトとして年末年始の家電量販店でデモが回っていた。翌年Windows XP(2001/11/16)が出るまでの過渡期で、家庭のPC環境がそろそろインターネット常時接続(ADSL・光)へ移行していく入り口にあたる冬。

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ADSL・常時接続インターネット普及期、Yahoo! BBの予告

2000年冬時点で、NTT東西のフレッツ・ADSLとイー・アクセス・東京めたりっく通信などのADSL常時接続が首都圏で広まり始めた時期。翌年9月のYahoo! BB(8Mbps・月額2980円)上陸前夜。

それまでのダイヤルアップ接続(NTT 23時-翌8時のテレホーダイ)から、常時接続のADSL(月額数千円・月数GB)へ消費者が移行し始めた冬。NTTの『フレッツ・ADSL』(1.5Mbps)、@nifty・So-net・OCNなどのプロバイダがキャンペーンを連日打ち出した。Yahoo!Japan・Google・Amazon Japan(2000年11月開業)が冬のインターネット文化の中心。

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Amazon.co.jp開業、11月1日の日本上陸

2000年11月1日、Amazon.co.jpが日本でサービス開始。当初は書籍のみ取扱で、本のオンライン購入が一気に標準化した冬。

米国Amazon.com(1995年創業)が日本市場に参入し、年末年始のクリスマス・お年玉商戦で書籍売上を急拡大。それまでの紀伊國屋書店・三省堂・本屋さんでの本選びから、PCで検索→クレジットカード決済→自宅配送への移行が始まった冬。後の家電・衣料・生鮮食品まで拡張する Amazon の日本での足場が、この冬に築かれた。

food · 食べもの1

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アサヒ「本生」発売・発泡酒参入(2001年2月21日)

2001年2月21日、アサヒビールが発泡酒「アサヒ本生」を発売し、発泡酒市場に参入。発泡酒特有の臭みや水っぽさを抑えたのが売りだった。

スーパードライで首位を争っていたアサヒが、ついに発泡酒に参入するというニュースは2000年12月に発表され、2001年2月の発売で店頭の発泡酒棚が一気ににぎやかになった。ビールより安い発泡酒は不況下の家計の味方として定着しつつあり、本生のヒットはこの年アサヒがビール類全体で首位を奪回する原動力の一つになった。

cm ads · CM・広告1

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フジカラー「お正月を写そう」21世紀への年末版(2000年12月)

2000年12月、フジカラー恒例の「お正月を写そう」CMが放映され、樹木希林・岸本加世子に田中麗奈を加えた顔ぶれで21世紀最初のお正月を迎えた。

樹木希林は1978年からフジカラーのCMに出演し続けており、年末に「お正月を写そう」が流れると年の瀬を実感する定番だった。2000年には田中麗奈を加えたリメイク版も話題になった。デジカメ普及前夜、お正月の思い出はまだ「写ルンです」とフィルムで残す時代だった。

infrastructure · 街・インフラ1

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成田空港第2旅客ターミナル拡張、関空・羽田の競争

2000年冬時点で、成田国際空港(第2ターミナル増築中)・関西国際空港(1994年開港から5年)・羽田空港(国際線拡張議論中)の三大空港の競争が激化。海外旅行の手段選択が多様化。

海外旅行ブームが続く中、新空港・拡張ターミナルの建設・運用が進んでいた冬。同時に、東海道新幹線『のぞみ』が増発、東北新幹線・上越新幹線・長野新幹線(1997開業)が冬の出張・帰省の足として完成。21世紀のインフラ整備が冬の経済対策ニュースの中心だった時期。

ここに並べたのは、2000に実際にあったことの断片です。 深夜ラジオのDJ「シンヤ」は、この断片を走馬灯のように、 当時の曲を挟みながら、あなたの隣で流していきます。

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